ナチュラルライフの憧れを叶えた
薪ストーブのある平屋
札幌から生まれ育った十勝へのUターンを決めたAさん。インターネットで転居に向けて情報収集をしているところ目に留まったのが「カラマツを使った木の家が私の好みにぴったりでした」という水野建設でした。同社の協力のもとAさんは、アクセスが良く、スーパーや病院などの周辺施設も充実した理想の土地を見つけました。

カラマツの無垢床や現しの梁、紙クロスで仕上げた内壁が織りなす心地のよいLDK。Aさんが長く愛用している家具もなじむお気に入りの空間に

造作棚の下にエアコンを設置することで美観を保っている。通常はテレビ台に使われることが多いが、Aさん宅はお気に入りのインテリアを飾る場所として活用中

白レンガ調のクロスをあしらったキッチンは、造作のオープン棚にお気に入りの食器やアイテムが並ぶインテリア性の高い空間に。常備菜や買い置きが多いことから食品庫は3Dでサイズを確認しながら大きめに設定
北側に林が広がる自然豊かな場所に立つAさんの新居は2023年10月に完成。LDKはカラマツの無垢床と、Aさんが愛用するナチュラルな家具がなじむ心地いい空間です。ベースは、水野建設のプロトタイプ「平屋プラン」。持て余さないサイズ感とワンフロアで完結する平屋の暮らしを理想としていたAさんにとってはあつらえ向きのプランでした。

乾燥対策に鍋に水を張ってお湯を沸かしたり、煮込み料理を楽しんだり。薪ストーブがAさんの冬の暮らしをより豊かにしてくれる。ブラックアウトの経験から、「冬に万が一のことが起こっても暖がとれて煮炊きができるように」というリスク分散もAさんが薪ストーブの導入を希望した理由の一つだったそう

キッチンからリビングを見る。直線に伸びる視線と、現しの梁、内壁の白い余白が織りなすナチュラル空間。右手の壁の先にプライベートエリアがある

仕切りのない水まわりを挟んで2つの個室を備えた北側のプライベートエリア

窓の先に林が広がるAさんの部屋。ウォークインクローゼットとの距離が短いので、朝の身支度もスムーズ
Aさんが思い描いていたのは、のどかな自然の中で手づくりを楽しむ暮らし。ミシンでの手仕事や保存食づくり、冬は薪ストーブで煮炊きするなど、札幌時代では叶えることのできなかった丁寧なライフスタイルに憧れを抱いていました。そこで水野建設は、玄関土間に大きくボリュームを割くプランを提案。「使い勝手を考慮し、プロトタイプよりも玄関土間を拡大。札幌軟石で設えた耐火壁は、炉壁の役割に加えて外から入ってきた際の目隠しとしても機能します」と、設計担当・水野 円さんは話します。「春になったら家庭菜園にも力を入れていきます」と、居心地のいい新居でナチュラルライフの夢がさらに膨らむAさんです。