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C値・Q値・UA値をわかりやすく解説!その意味と関係性

2025.11.15 コラム

住宅の性能を表す指標として、C値・Q値・UA値という言葉があります。
これらは、建物の快適性や省エネルギー性能に関わる重要な数値ですが、それぞれが示す意味は異なります。
今回は、気密性能を示すC値を中心に、Q値・UA値との関係性について解説します。

C値とは何か?Q値・UA値との関係性

<C値とは? 気密性能を表す指標>

C値とは、建物の気密性能を示す数値です。
建物にどれだけの隙間があるかを示すもので、単位は「cm²/m²(1㎡あたりの隙間面積)」です。
この値が小さいほど、建物の隙間が少なく、「外気の侵入や室内空気の漏れが少ない=高気密な住宅」であることを意味します。

C値を小さくすることで、冷暖房効率が向上し、結露やカビの発生を抑えるなど、快適で健康的な住環境を実現できます。

<Q値とは? 建物全体の断熱性能を表す指標>

Q値とは、建物の熱損失係数を表す数値で、単位は「W/(㎡・K)」です。
建物の内部から外部へ逃げる熱量を、床面積で割ったもので、値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。

C値(気密性能)が悪い=隙間が多いと、いくら断熱材を厚くしても空気の出入りによる熱損失が増え、結果的にQ値(断熱性能)も低下します。
つまり、気密性能(C値)は断熱性能(Q値)を最大限に発揮させるための基礎といえます。

<UA値とは? 外皮平均熱貫流率を表す指標>

UA値とは、建物の外皮(壁・床・屋根・窓など)からどれだけ熱が逃げるかを平均して示した値で、単位は「W/(㎡・K)」です。
値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
UA値は主に設計段階での外皮性能の比較に用いられます。

<3つの値の関係性>

これら3つの数値は互いに関連しており、どれか一つだけ高くても快適な住宅にはなりません。
たとえばUA値が良くてもC値が悪ければ、気密不足で熱が逃げてしまい、省エネ性能を発揮できません。
したがって、「高気密 × 高断熱」のバランスが住宅性能を高める鍵となります。

まとめ

今回は、気密性能を表すC値を中心に、Q値・UA値との関係性を解説しました。
C値が良い=気密性が高い住宅は、冷暖房効率が向上し、快適で省エネな暮らしを実現します。

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