「売電」を視野に入れて事業用太陽光発電を採用無駄なく、居心地良い暮らしを
実現した平屋の小さな住まい
2012年3月、水野建設に依頼し、マイホームを新築したHさん。長年の借家暮らしを経て、140坪の実家の敷地に建てた住まいは、約29坪の木造平屋づくり。長方形の空間にLDKと寝室、水まわりなどを回遊動線で結んだシンプルなしつらい。建物北側には予備室と収納を兼ねたロフトが設けられました。「将来を見越して、ワンフロアで日常生活が完結するシンプル、かつ無駄のないミニマムな住まいを希望しました」。
効率の良い暮らしを実現するため、Hさんは屋根の傾斜を利用して事業用太陽光パネルを設置。「売電」で得た利益を、暖房・給湯に用いる灯油のコストに充てようと考えました。「水野さんは早くから太陽光パネルを採用した高断熱・高気密の家づくりに取り組んでいたので、安心してお任せできました。入居後、灯油代以上の収益を得た月もあり、嬉しい誤算でした」。Hさんは電気使用量を計測しパソコンに記録できるシステムを導入、データをチェックするのが日課に。ゲームのように節電を楽しみながら、日々暮らしているそうです。
また、限られた空間をできるだけ心地よいものにしたいと、内装には地場のカラマツをふんだんに使いました。「木の香り、質感に触れているだけでほっと安らぎ、とても居心地がいいですね。自分が育った土地で、これからの人生を自分らしく快適に過ごせる。50代半ばにして初めての新築でしたが、大きな贅沢を実現できました」。